ヒアルロン酸溶解注射（ヒアルロニダーゼ）

ヒアルロン酸溶解注射とは

ヒアルロン酸溶解注射（ヒアルロニダーゼ）とは、注入されたヒアルロン酸を分解・溶解させる薬剤です。
過去のヒアルロン酸注入による不自然なふくらみ・しこり・左右差・異物感・青み（チンダル現象）などに対し、元に戻す・やり直す目的で使用します。

このようなお悩みの方におすすめ

ヒアルロン酸溶解注射の特長

ヒアルロニダーゼは、ヒアルロン酸を分解・溶解する酵素製剤で、過剰注入や不自然な仕上がり、血流障害などの緊急時に用いられる医療用注射剤です。
注入部位やヒアルロン酸の量によりますが、1〜7日ほどかけて徐々に吸収されていきます。

当院では主に、他院での注入後に起きた“ふくらみすぎ”や“違和感”“左右差”などに対して、調整やリセットを目的に使用しています。

どこに何がどれだけ入っているかを診断した上で、必要最低限の量で安全に溶解することを重視しています。また、投与後は安全のため30分間院内で経過観察を行っております。

ヒアルロン酸溶解注射の注意点

ヒアルロン酸注入とは異なり、部分的に溶かす場合でも周囲のヒアルロン酸に影響を与える可能性があります。

ヒアルロン酸溶解注射｜施術の流れ

ヒアルロン酸溶解注射（ヒアルロニダーゼ）についてのよくあるご質問

• 他院で注入したヒアルロン酸も溶解できますか？また、溶解後にヒアルロン酸の再注入や修正は可能ですか？

  他院で注入されたヒアルロン酸も溶解が可能です。
  ヒアルロン酸の再注入の場合は、可能であれば2週間程度間を開けてからをお勧めします。

• ヒアルロン酸を入れてからかなり時間が経っていますが、まだ溶けますか？

  体内にヒアルロン酸が残っている限り、ヒアルロニダーゼは効果を発揮します。
  ただし、製剤によっては分解に時間がかかる場合もあります。

• ヒアルロン酸溶解注射をしたいですが、アレルギーが心配です。

  安全のため、投与後は30分間は血圧計などのモニターを着けた状態で経過観察を行います。

ヒアルロン酸溶解注射（ヒアルロニダーゼ）の料金

料金一覧

施術について

施術時間	約5分（注入後は30分間院内で経過観察）
ダウンタイム	注射針による施術部位の腫れ、内出血、発赤、痛み等が生じることがあります。これらは1〜2週間程度で軽減します。
メイク	当日からメイクが可能です。
入浴・運動・飲酒	当日から洗顔、シャワーが可能です。 入浴、サウナ、激しい運動、飲酒等の血流が良くなる行動は、24時間後までお控えください。
施術部位への刺激	施術部位のマッサージ等の圧迫や刺激のかかる行為は、1〜2週間お控えください。
副作用・リスク	非常に稀にアレルギー、感染、塞栓症などが生じる可能性があります。 血流に沿った痛み、痺れ、皮膚の白色または黒色の変化などが生じて塞栓症が疑われた場合は、早急な溶解処置が必要となります。
注意事項	ヒアルロニダーゼと接触したヒアルロン酸のみ分解されます。 一部の硬いヒアルロン酸や架橋が強い製剤は溶けにくいこともあり、複数回の施術が必要な場合があります。 再注入をご希望の場合は、最低1週間程度の期間を空けてからの再診を推奨します。 強いアレルギー体質（重度のアトピーや喘息など）の方は慎重に判断します。 以下に当てはまる方は、施術を受けられません。 妊娠中、授乳中、産後3ヵ月以内（中絶・流産含む） がん（治療中、治療後3ヵ月は不可。それ以降は主治医判断必須） ヘルペス 使用薬剤にアレルギーがある ウシ由来タンパク質に対するアレルギー既往がある 経過でご心配なことがありましたらご相談ください。 当院での施術後トラブルについて、他院で治療を受けた場合、当該部位について当院で対応することが出来なくなる場合があります。
未承認医薬品等について	未承認医薬品等 本施術で使用するHIRAX（ヒアルロニダーゼ製剤）は、医薬品医療機器等法上の未承認医薬品です。 入手経路等 国内代理店経由で輸入し、安全性と有用性を考慮のうえ使用しています。 国内の承認医薬品等の有無 国内にヒアルロニダーゼを有効成分とする承認医薬品はありますが、本製品およびヒアルロン酸溶解目的での使用はいずれも承認されていません。 諸外国における安全性等に係る情報 諸外国で使用されていますが、公的な承認情報は確認されていません。 医薬品副作用被害救済制度について 国内未承認のため、医薬品副作用被害救済制度の対象外です。